こんにちは、ジロウです。
退院してすぐ登校した学校。
スピード感に溢れていた。
全くわからないことが進んでいく。
特に数学。
どうした?オレ!得意だろ!?数学!!
スピードを感じるのは授業だけでは無かった。
走っている車、
すり抜けていく自転車、
ただのキャッチボール。
普通に歩いているおばちゃんも早足に見えた。
目が追いつかない、追いつけない。
完全にズレた感覚はオレを恐怖で支配した。
半年前までできていたこと。
普通にできていたことが全くできなくなった。
さぁ、この現実とどう向き合う?どうやって自分を現実世界へ戻していく?
これが考えられた時。
入院前の自分と今の自分がリンクした。
やっとのことだった。
目標必達への秘策(勉強編)
周りのスピード感に少しずつ慣れてきたのは復帰後半月たった頃くらいだったと思う。
よし、やるぞ、絶対取り戻す。
やってやる!
半年遅れた授業を取り戻すには自分なりに考えた秘策に賭けるしかなかった。
その方法は。
- 1時間弱の授業中、これから始まる授業の予習をする(始まりに先生の雑談入るでしょ、あの時ね)
- 授業が始まったらさっき予習したのを答え合わせする。(1点集中、1回で先生の話は頭に叩き込む)
- 2度3度みんなが反復勉強している間に半年前にみんなが終わった勉強をこなしていく(内容によってはいくらでも進める)
という具合に授業中の時間全てをフルに使って集中勉強を徹底した。
休憩時間はガチの休憩タイム。
友達と交流とか完全に無理だった。
そうしないと神経がもたなかったから。
集中と休息。学びにはこれが有効。プラス絶対に必要なのは本気、本当の気力のみ!!
そして勉強よりもっともっと本気で取り組んだのは部活動だった。(⇦え?)
オレは野球部だったんだけど辞める気はなかった。
完全に出遅れてたし、アウェー感も半端なかったんだけどなぜか取り戻せると思ってた。
気力で補えってやる!・・・ていう感じだろうか。
やってやれないことはない、こんなキャッチフレーズを1人何度呟いたことだろう。
でも。
出来ないんだな、これが。
半年前までは何をやっても上手くいった。
走れば速い、
飛べば最上級、
投げても速い、
力もある。
どれ1つとっても満足に出来ないオレ。
グレちまってもおかしくないくらい心は病んでいた。
毎日、もう無理だって思ってた。
でも遊んではいられなかった。
勉強せずにはいられない。
走りこまずにはいられない。
見えないゴールに向かうのはこんなに辛いものなのか。
ただひとつだけはっきり見えていたことがある。
オレは野球がやりたい、やめたくない!
その気持ちを必死で隠して黙々と努力を続けたんだ。
閑話休題。最近息子のクルマが納車になって楽しい♪今の国産車の性能の凄さも近々UPしたいと思ってます。
それじゃ、また明日(^^)/
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